それぞれの言語には特有のリズムがある。

たとえば、学んだことのない言語でも、
音を聞いただけでどの言語かわかることはよくある。
僕たちは意味は理解できなくても、
それぞれのリズムの特性を感じ取ることは、直感的にできるみたいだ。

最近、複数の言語を学ぶ中でわかってきたことは、
このリズム感がとても大事だということ。

僕たちは「勉強」というと、どうしても答えがはっきりしているものから
取り掛かろうとする。
外国語でいえば、「文法」「語彙」「発音」など正解がしっかりあるものの方が、「勉強している感」がするものだ。

「リズム感」みたいな、曖昧なものから学習を開始する人は、あまりいないですよね。

でも、まずその言語のリズムに脳と身体を馴染ませることは、とても重要だ。
そのあとで、ボキャブラリーや文法を学べば、より効率的にその言語を学べるのではないかと最近感じている。

じゃあその言語のリズム感を身につけるためにはどうしたらいいのか?
まずは、たくさん聞くこと。
音楽と一緒ですね。聞いているうちに口ずさめるようになる。

それから音読やシャドーイングなど、自分で音にしてみる。

たくさん聞いて、声に出す。
意味がわからなくても、この段階で大事なのはリズムなのでOK。
これを繰り返していると自然とその言語のリズムが身体でわかってくる。

僕はオーディオブックやNetflixなど自分の好きなコンテンツを使って、
リズムを意識しながら、リスニングやシャドーイングをしている。
時々好きな英語の小説を音読もしている。

机に向かって、論理的な勉強をすることだけが、学びではないですね。
みなさんも、外国語を学ぶ際は、ぜひリズム感を意識してみてください。

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